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『GT SPORT』茨城国体の“全国都道府県対抗eスポーツ選手権2019”関東エリア代表決定戦が行われ1都6県の代表が決定!
by
ばしを
編集部
2019.08.13 19:00
 2019年9月28日から茨城県内で開催される“いきいき茨城ゆめ国体・いきいき茨城ゆめ大会”(以下、国体)。2019年8月10日〜12日の期間、同大会の文化プログラムとして、2019年10月5日と6日に実施される“全国都道府県対抗eスポーツ選手権2019 IBARAKI”の競技種目『グランツーリスモSPORT』(以下、『GT SPORT』)の関東エリア(埼玉、群馬、千葉、神奈川、栃木、東京、茨城)の都道府県代表決定戦が行われた。
 国体『GT SPORT』の都道府県代表決定戦は2019年4月1日〜21日に行われていたオンライン予選の上位通過者が集い、オフラインイベントで各都道府県の代表を決める大会として、2019年5月11日の沖縄県代表決定戦を皮切りに、北海道・東北、中部、東海、近畿、中国、四国、九州と全国のエリアにて開催。今回開催された関東エリアの決定戦を持って、本大会に出場する全国の代表選手が決定した。
会場内には、所狭しと『GT SPORT』の競技題を設置。初の国体eスポーツ代表決定戦とあって、参加者のみならず多くの観客も足を運んでいる様子がうかがえた。
今大会のために用意されていたレーシングコックピットとステアリングコントローラ。なお、ハンドルでの操作に慣れていないドライバーは、PS4のコントローラを使って参加することもできる。
 『GT SPORT』を用いた“eモータースポーツ”では、FIA公認の“FIA グランツーリスモ チャンピオンシップ”や、ポルシェジャパンが主催する“Porsche E-Racing Japan”、トヨタGRスープラRZを用いたグローバルワンメイクレース“GR Supra GT Cup”、日本自動車連盟(JAF)認定のバーチャルレースシリーズなど、さまざまな大会が行われている。
 しかし、これらの大会はおもに参加条件が18歳以上となっていたため、モータースポーツに関心を持つ参加者、ファンたちが集まるイベントという趣が強くなってしまっていた。だが、今回の国体大会は18歳以上を対象とした一般の部に加え、6歳〜18歳未満を対象とした少年の部の2部門を用意。そのためか、いままでの大会とは異なる雰囲気が感じられるものとなっていた。
メインステージの大スクリーンにはバトルの模様が映し出され、モータースポーツの実況などでおなじみのフリーアナウンサー、中嶋秀之氏と、ポリフォニー・デジタルのYAM氏による実況解説も加わり、さらなる盛り上がりを見せてくれていた。
レース前に行われていた、参加選手たちを集めてのブリーフィングの様子。このあと、全員がコックピットに収まり、大会出場権を懸けた勝負に挑むことになる。
 今回の全国都道府県代表決定戦のレギュレーションは、富士スピードウェイを使用し、5周のレースを実施。使用するマシンはGr.3クラスのマシンで、そのほかのルールは以下の通り。
使用タイヤ:レーシングハード
BoP(バランスオブパフォーマンス):有効
スタート方式:ローリングスタート
スリップストリーム:リアル
ブースト:無効
セッティング:禁止
雨・コース外でのグリップ低下:リアル
レース中のゴースト化:なし
ショートカットペナルティ:弱い
壁接触ペナルティ:タイムペナルティ(小)
サイドプレスペナルティ:あり
 各都県でのオンライン予選通過者上位20名がタイム順で交互にAグループ、Bグループに分かれ、10名ずつでのレースを実施。Aグループ、Bグループ各レースの上位5名、計10名が国体出場権をかけた最終レースの出場権を獲得。
 都道府県代表として国体の切符を手にすることができるのは最終レース結果の上位2名という厳しい戦いではあったが、少年の部は家族総出で参加選手の応援に駆けつけている姿が見られるなど、アットホームな雰囲気が感じられるものとなっており、また一般の部も(現時点では本大会ではないということもあってか)、和やかな雰囲気に終始。
 本大会出場決定者はもちろんだが、惜しくも出場を果たせなかった参加者たちも満足いく表情が多く見られたのが印象的であった。
関東圏の地元イベント開催ということで親子連れでの参加や、仲間を募って応援に駆けつけたりなどといった、アットホームな雰囲気が感じられるのも本大会の特徴のひとつ。
レーシンググローブを用意して参加するドライバーもいれば、ハンドルコントローラを使用せず、プレイステーションの標準コントローラで参戦する選手の姿も。このように、さまざまなスタイルで戦う様子が見られたのも、国体という誰もが気軽に参加できるイベントならでは。
 ちなみに、全国都道府県代表決定戦のラストを飾る関東エリア大会は、『GT SPORT』のさまざまな大会で名を馳せる実力派ドライバーが多く参戦している激戦区。全国オンライン予選のラップタイムを見てみると、東京都少年の部1位の最速タイムが全国4位、一般の部が全国3位、神奈川県少年の部が全国1位、一般の部が全国2位を記録しており、ほか栃木県、埼玉県、千葉県の一般の部も上位勢のタイムをマークしているなど、全国的に見てもハイレベルなエリアと言える。
 そんな関東エリアの決定戦では、2016年5月にイギリスで開催された『GT SPORT』初のチャンピオンシップイベントに参加した日本人ドライバー、高橋拓也選手(栃木)、冨林勇佑選手(神奈川)を始め、2018年11月にモナコで開催された“GTチャンピオンシップ”のファイナルに参加し、今年行われている大会でも活躍が期待される山中智瑛選手(栃木)、吉田匠吾選手(東京)、2019年6月にドイツ・ニュルブルクリンクで行われたワールドツアー出場を果たしている森本健太選手(神奈川)など、国内eモータースポーツを代表するトップドライバーたちも多く参戦。
 オフラインバトルによる実戦形式で行われる代表決定戦だけあり、“FIAチャンピオンシップ”などの全国&国際大会経験が豊富な選手たちは終始、安定した走りを披露するなど、その才能を遺憾なく発揮。上記であげている選手たちは見事、都道府県代表の座を獲得していた。
オンライン予選少年の部で全国1位のタイムを記録した尾形選手(神奈川県)。1'57.767というラップは、一般の部と比べてもかなり上位に入ってくるほどの好タイム。JAF(日本自動車連盟)が主催するeモータースポーツ大会への出場経験もあるなど、将来が有望な若手ドライバーだ。
神奈川県一般の部の代表決定戦では、2位走行中の冨林選手が果敢にアタックをしかけ、見事1位で本大会進出を決める活躍を披露。冨林選手は2016年に英国で行われたFIA公認“GT SPORTチャンピオンシップ マニュファクチャラー・ファン・カップ”で優勝経験を持つ実力者。現在はROADSTER Party Raceという実在のレースに参戦しており、『GT SPORT』の練習時間がほとんど取れない中で本大会に挑んだそうだが、それでもの1位通過はさすが。
栃木県は、“GTアカデミー”出身で、2016年開催のFIA公認“GT SPORTチャンピオンシップ ネイションズ・カップ”で王者となった??橋選手(予選2位)と、2018年開催の“FIA GTチャンピオンシップ2018 ワールドファイナル”では優勝争いをくり広げ、2019年6月に行われた“FIA GTチャンピオンシップ2019 ワールドツアー ニュルブルクリンク”のマニュファクチャラーシリーズで優勝、そのほかの大会でも活躍を見せている山中選手(予選1位)の2名が参加。他県の選手たちからも注目されるなど、本大会の優勝候補の一角といえる。
東京代表の決定戦は、吉田選手が見事1位通過を達成。吉田選手も、“FIA GTチャンピオンシップ2018 ワールドファイナル”の参加選手として活躍するほか、さまざまな大会での実績を持っているなど、これからの活躍が期待される有力選手のひとり。東京出身の筆者としては、オラが地元を応援できる醍醐味がある国体だけに、選手の本大会でのがんばりにも期待したいところだ。
決勝レースが終わった後は、応援にかけつけていた仲間たちによる祝福や、参加選手たちが健闘をたたえ合ったりするなど、スポーツマンらしいさわやかな場面が見られた。
 こうして3日間にわたるバトルが行われた結果、1都6県の代表選手が決定。最終的に全47都道府県を背負って経つ、『GT SPORT』ドライバーが確定することとなった。今回行われた関東エリアの代表選手は、以下の28人。
埼玉県代表(写真左より)
【少年の部】1位:嶋田吉輝選手、2位:渡邉俊午選手
【一般の部】1位:菅原達也選手、2位:濱田雄介選手
群馬県代表(写真左より)
【少年の部】1位:荻野煌晟選手、2位:齊藤 翔選手
【一般の部】1位:長澤 諒選手、2位:中澤大輔選手
千葉県代表(写真左より)
【少年の部】1位:中村 仁選手、2位:石井大雅選手
千葉県代表(写真左より)
【一般の部】1位:外間宏太選手、2位:新川真也選手
神奈川県代表(写真左より)
【少年の部】1位:尾形莉欧選手、2位:角間光起選手
【一般の部】1位:冨林勇佑選手、2位:森本健太選手
栃木県代表(写真左より)
【少年の部】1位:大谷 梢選手、2位:須原大誠選手
【一般の部】1位:山中智瑛選手、2位:高橋拓也選手
東京都代表(写真左より)
【少年の部】1位:佐々木唯人選手、2位:三宅拓磨選手
【一般の部】1位:吉田匠吾選手、2位:森 龍太郎選手
茨城県B代表(写真左より)
【少年の部】1位:中田雄也選手、2位:松丸 剣選手
【一般の部】1位:嵯峨 鷹選手、2位:佐藤 彰選手
 国体初のeスポーツとして行われる“全国都道府県対抗eスポーツ選手権2019 IBARAKI”。その競技種目のひとつである『GT SPORT』は、2019年8月10日〜12日に行われた関東エリアのオフライン大会をもってすべての代表決定戦が終了し、本大会に出場する代表48組192名(※)が決定したことになる。
※第74回国民体育大会開催県である茨城県は、開催地特別枠として2019年3月31日に特別代表選考会(茨城県A代表)がすでに選出されており、今回は一般代表(茨城県B代表)の選出となっているため、47都道府県代表+開催県代表の48組となっている。
 ちなみに、今回の都道府県代表決定戦、少年の部で1位となった選手は、18歳未満の若手ドライバーの最速を決める“e-Motorsports都道府県対抗U18全日本選手権”の参加権も獲得。こちらの大会は2019年10月27日、第46回東京モーターショウ2019の会場にて行われる。
東京代表として“e-Motorsports都道府県対抗U18全日本選手権”への参加資格を得た佐々木唯人選手。国体のみならず、U18全日本選手権での活躍も期待される。
 最後に、今大会の最後を締めくくるレースとなった茨城県代表・一般の部の決定戦の勝者となった嵯峨 鷹選手は、じつは2019年3月31日に茨城で行われた特別先行予選大会の参加選手でもある。開催地特別枠として、47都道府県の代表決定戦が始まる前に行われたこの大会で、嵯峨選手は予選1位通過を果たしており、決勝も順当に勝ち上がるものと思われていたのだが、まさかの機材トラブルによって決勝敗退の憂き目にあっていた。
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茨城で“全国都道府県対抗eスポーツ選手権2019 IBARAKI”の競技『GT SPORT』の特別先行予選大会を開催! 国体eスポーツの茨城県代表選手4名が決定!!
2019年9月28??10月8日に茨城で開催される第74回国民体育大会“いきいき茨城ゆめ国体”。2019年3月31日、国体の文化プログラムとして実施される“全国都道府県対抗eスポーツ選手権2019 IBARAKI”の競技タイトルのひとつ、『グランツーリスモSPORT』部門の予選が茨城の地にてスタートした。
 今大会のレギュレーションでは、レーススタート後に機材トラブルが発生した場合は、そのままレースが続行されることになっている(ただし、同一レース中に3台の機材トラブルが発生した場合は再レース)。これは、本物のレースでのマシントラブルと同様の扱いとして捉えられているためで、滅多に起こることではないが、ゲーム機やステアリングコントローラといった機器を使っている競技である以上は避けられない事象と言える。
 嵯峨選手は、国体代表決定戦の初日イベントとなる特別先行予選では安定した速さを見せていながら、マシン(機材)トラブルによって決勝敗退という辛さを味わうこととなってしまったが、2019年4月1日から始まったオンライン予選大会に挑戦し、見事茨城県一般の部の予選を1位通過。代表決定戦の最終日となる今回の大会でも1位で走りきって代表の座をつかむという快挙を達成。最初にどん底に落ちたところから最後に這い上がってくるという、筋書きのないドラマには感動しかない。
手前にいるドライバーが、2019年3月31日に行われた大会で機材トラブルによる敗退から、代表決定戦最終日で見事な返り咲きを果たした嵯峨選手。一度敗れたものの再挑戦の資格を得ての代表決定は、開催地選手ならではの特典ではあるものの、いずれの予選も1位通過を果たすなど、しっかりとした実力を見せつけて国体出場の権利を勝ち得ている。
 今回紹介した関東エリアの代表選手以外に、全国には2018年の“FIAグランツーリスモチャンピオンシップ”マニュファクチャラーシリーズの世界チャンピオンでもある川上奏選手(愛知県代表)などといった強豪選手もいることから、国体本戦ではさらなる激しい戦いが予想される。
 ただ、強豪選手が多数参加するとはいえ、スポーツの結果は所詮みずもの。どのような結果になるかはやってみるまでわからないもので、もしかすると新たなニュースターが誕生するかもしれない。
 2019年10月5日・6日に茨城県にて開催される本大会では、どのようなドラマが生まれるのだろうか。スポーツ観戦は、応援するチームや選手がいてこそおもしろさが倍増するものだが、都道府県を背負って勝敗を競い合う国体では、全国民が自分の地元地域の代表を応援するといった楽しみかたをすることができる。
 国体決勝の模様はライブ配信も行われるとのことだが、大会レギュレーションや配信に関する詳細は、情報が入り次第お伝えする。『GT SPORT』のプレイヤーはもちろんのこと、eモータースポーツ、eスポーツに興味がある方もぜひ、国体では自分の地元代表選手たちを応援してもらいたいところである。
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